平郁会の訪問診療の特徴
訪問診療が検討されるタイミングは、在宅や施設で介護を受けていて医療が必要となった場合や、入院していたが退院することとなり継続的な診療が必要となった場合、外来に通院していたが通院が困難になった場合などが主なケースですが、わたしたちは治療だけに焦点を当てるのではなく、「我が家で家族と療養生活を送りたい」といった患者さまの思いを実現することも訪問診療のとても大切な役割と認識して、診療へ伺わせていただいております。
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24時間365日対応
がん末期の方、特別な医療機器や医療処置が必要な方など重症度の高い患者さまにもご自宅での療養が続けられるよう診療体制を整えています。
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病院との連携
外部医療機関への入院や受診が必要となった場合、当法人スタッフが医療機関の手配、診療情報提供書(紹介状)の作成などの対応をさせていただきます。
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お看取り対応
患者さま、ご家族さまがご自宅でのお看取りを希望された場合、ご面談の上、「お看取りに関する同意書」に沿って詳しくご説明させていただきます。
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医師との面談
治療方針やお看取りに関して話を聞きたい場合は、施設にて医師との面談が可能です。遠慮なく施設職員様にご相談ください。面談に費用はかかりません。
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専門医による診療体制
- 【精神科】・・・認知症や統合失調症によって受診が困難な方に対して定期的にフォローいたします。
- 【神経内科】・・・パーキンソン病に代表される神経難病・機能性疾患などを住み慣れた環境でフォローいたします。
- 【皮膚科】・・・褥瘡や湿疹、皮膚潰瘍、白癬、爪の変形などといった皮膚疾患の診療を行います。顕微鏡検査や液体窒素を使用した処置も在宅で行うことが可能です。
- 【眼科】・・・眼底・眼圧・前眼部スリット検査の実施が可能です。
ご自宅や施設で可能な検査・処置
診療放射線技師・臨床検査技師がチームとなり訪問検査を行っております。
検査は、主に検体検査と生理検査に分かれており、検体検査では患者さまの検体(尿、便、血液など)を検査し、生理検査では心電図、超音波などの検査をしています。他に放射線検査(一般撮影検査、X線骨密度検査)も対応しております。
検査は、主に検体検査と生理検査に分かれており、検体検査では患者さまの検体(尿、便、血液など)を検査し、生理検査では心電図、超音波などの検査をしています。他に放射線検査(一般撮影検査、X線骨密度検査)も対応しております。
検査
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レントゲン検査
炎症・外傷・腫瘍などによる異常なガスの有無や、臓器の形態異常などを観察します。骨密度検査も実施しております。
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各種血液検査
一般的な血液検査に加え、より迅速に診断するために以下の血液検査が可能な医療機器を整えています。
● 炎症、感染症、腫瘍、外傷などの評価(CRP)
● 白血球、赤血球、血小板などの評価(血 算)
● 血中酸素濃度、血中二酸化炭素濃度の評価(動脈血ガス分析) -
心電図検査
心臓が動く時の電気を調べることで、心臓が正常に動いているか、心臓の中で異常がないか知ることができます。 手足や胸に電極をつけて、心臓が動く時の電気をとらえて記録します。 心臓の拍動のリズムの異常(不整脈)、心臓の筋肉の異常が分かります。ホルター心電図検査も実施しております。
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超音波検査
心臓、表在、腹部、下肢、動静脈、乳腺などの評価が可能です。前立腺肥大、排尿障害、下肢の浮腫、脱水、骨密度測定などにも有用です。
処置
- 麻薬を用いた疼痛緩和ケア
- 点滴・注射
- 胃瘻・経鼻経管栄養の管理
- 在宅中心静脈栄養の管理
- 喀痰吸引
- 在宅酸素療法・在宅人工呼吸器の管理
- 気管切開カニューレの交換・管理
- 膀胱留置カテーテルの交換・管理
- 膀胱瘻の管理
- 褥瘡治療
- 人工肛門の管理